システムキッチンの特徴を各メーカーごとに比較してみました
タカラスタンダードといえば、なんといっても「高品位ホーロー」を採用した商品。
高品位ホーローの特長であるキズが付きにくいので美しさが長持ち、丈夫、掃除がラクなどの理由から
一度タカラ商品のユーザーになると、次もタカラを指名してお求めになる方が多いようです。
ホーローは丈夫で水まわりに最適な素材のひとつですが、ベースが鉄で丈夫な分、
一般的な木製キャビネットに比べ開け閉めする際、若干重く感じます。
ご検討の際はそのあたりも踏まえて必ずショールームでご確認いただきたいです。
あと面白いのは他メーカーと違い値引き前提の定価設定をしていないところ。
その為、他メーカーに比べ割引率が低くお得感が少なく感じますが、仕様内容をみて他メーカーの同ランク商品と
比較していただければ「なるほど」。とご納得いただける価格になっています。
コンセントが使いやすい
「ラクシーナ」
の “クッキングコンセント”
触らず汚さずこまめに出し止め出来る
“トリプルセンサー水栓”
冷蔵庫も合わせてコーディネート
虫スルーキャビネットの
「リフォムス」
意外に重要なコンセント場所に配慮したキッチンプランがあったりと
家電を使いやすくする工夫が充実しているパナソニック。
大手家電メーカーの強みとしてキッチンやインテリアに合わせて好みのカラーを選べる
「コーディネートドア冷蔵庫」のラインナップも他メーカーにはできない商品。
あと背面収納にカビを抑制する「ナノイー」や、湿度調整する機能が付いた食品庫「根菜キーパー」なんかも、
パナソニックらしいキッチン収納です。また、他メーカーにない特長としては、
キャビネット内に虫が侵入しにくくなる忌避材を「ムシスルーキャビネット」(
リフォムス)を採用しているところ。
アース製薬とのコラボで実現したこのキャビネットは、虫が寄り付きにくい効果が約10年続く上、高い安全性が実証されています。
虫嫌いの方には「リフォムス」はオススメですよ。
リクシルは他メーカーに比べてコレ!といった大きな特長がないように思えますが、 その分、機能性・デザイン・商品バリエーション・価格帯の全体バランスが優れている印象。 この春モデルチェンジした「 リシェルSI」は、まるで海外製のオーダーキッチンのような雰囲気の セラミック素材ををワークトップに採用。ハイクラス仕様のキッチンからシンプルスタンダードなキッチンまで 選択肢が豊富なので、まずショールームへ行けばお気に入りの商品が見つかりそうです。
クリナップといえば「ステンレス」。
プロ仕様のキッチンを思わせる「
セントロ」が実用性・デザインともに素晴らしいですが、その分価格もかなりお高め。
人気なのはステンレスをキャビネット内に採用したミドルクラスのキッチン「
ステディア」。
システムキッチンの生みの親である老舗メーカーということもあり「まちがいない」。そんな安定感のあるキッチンが多い印象。
「
ステディア」より下のクラスになるスタンダードクラスキッチン「
ラクエラ」は
ステンレス躯体ではないもののオプションでキャビネットをステンレスの底板にすることができます。
個人的にはカフェっぽい木目の色合いが充実している「
ラクエラ」を選んで
ステンレス底板や使い勝手のいいオプションでカスタマイズするプランがオススメです。
シンク内に3度の傾斜があるから、スイスイ流れる
“すべり台シンク”(
「ザ・クラッソ」)
光を透過させるワークトップ
“クリスタルカウンター”(
「ザ・クラッソ」)
キッチンワークの仕上げは「きれい除菌水」
におまかせ
(
「ザ・クラッソ」)
トイレはTOTOだけど、キッチンは他メーカーに及ばず?なんて声が聞こえてきそうですが
いえいえ、TOTOさん頑張っています。
水栓金具国内トップシェアのTOTOだから生まれた「水ほうき水栓」の使いよさは一目惚れ率の高い人気パーツ。
“この水栓をキッチンで使いたいから”という理由でTOTOのキッチンにされる方も少なくありません。
また商品の機能美・トータルデザインにも優れているのがTOTOです。
商品に対する自信の表れか、他メーカーの多くがキッチン本体の保証年数2年のところ
TOTOは5年保証(カウンター・キャビネット類)を打ち出しているのは注目ポイントです。
インテリア性に秀でた多彩なカラーと質感。
自社製造だからこその充実ぶりです。
独創的なラウンドフォルムのキッチンは
トクラスならでは(ドルチェX)
見た目もカワイイ。
3方向からアクセスできる
“マーブルファミリーシンク”(
「ベリー」)
ステンレスといえばクリナップでしたが、人造大理石といえばトクラスです
どのメーカーにもワークトップに人造大理石はありますが、是非ショールームで比べてみてください。
”厚みが違います”
そう、トクラスの人大は他メーカーに比べてずっしり厚みがあるんです。
そして厚みだけでなくその丈夫さも特長です。
(ちなみにわたくしの実家も20年ほどトクラスの人大ワークトップキッチンを使っていましたので、その丈夫さは実感しています。)
また、ダントツの色の豊富さや独自のデザイン性からか
オシャレなキッチンとして「ベリー」を採用したプランを住宅雑誌で見かけます。
機能性以外にインテリア性も重視したい方はトクラスのキッチンはご満足いただけると思います。